4月 26, 2025

末っ子

 「学校に行きたくない」

末っ子の落書き帳に書いてあった

妻からSMSで画像が送られてきた

新学期になり末っ子が不安定になってる

当たり前だ

完全不登校の次男が当然のように学校に行かず家でママといて不満がないわけない

自分も行きたく無い

そう思うのは当たり前だ

だからと言って不登校にはなってほしくない

難しい

家庭内のバランス

なんとか末っ子のモチベーションを保ちたい

どんなに朝しぶっても

学校に行けば友達と楽しそうに帰ってくる

親としてはホッとするが

だからといって学校に行きたいわけじゃない

それとこれは関係ない

不登校次男が小学校6年のとき

朝どんなにしぶっても帰りは笑顔だった

私たち夫婦は勘違いした

朝なんとか登校させれば大丈夫だと

それは間違いだった

自発的に登校したいかどうかが問題

なんとかしてあげたい

モチベーション

末っ子にとってのモチベーション

ご褒美とかじゃなくやりがい

登校する意味や意欲

私が思い当たるのはひとつしかない

だが末っ子にこれを話して良いか悩む

末っ子は絵が好きだ

昨夏、末っ子の従姉妹が高校の美術科に進学した

末っ子はその子ととても相性が良く

色々と学校の話をした様子

この前、末っ子も美術科に行きたいと話してきた

妻は高校までは地元からと考えているようだった

美術は大学からでも良いんじゃない?

話はそこで終わった

私も高校の美術科が難関なのは知ってるし

地元の高校に美術科はない

とうぜん学費も高いし寮費もかかる

本気で行きたいかどうかは分からない

だけどもしこれが末っ子のモチベーションになるなら

私は良いんじゃないかと思う

もしかすると他の目標があるかも知れない

それはそれで良い事だし

末っ子と妻と私で将来について話し合うことは大切だ

それも含めて

こんど妻と相談しよう




修学旅行

 さぁどうする

新学期になり新担任の家庭訪問があった

私の地区では完全不登校の家庭でも家庭訪問がある

修学旅行どうされますか?

中学校生活のメインイベント

親としては参加して欲しいなって言う勝手な感情から学校への修学旅行準備積金は完納している

来週に最終の意向調査を提出する

提出後にキャンセルの場合は返金無し

正直、そんな金はどうでも良い

もし本人が参加したいなら

少しでも参加する気があるなら

参加したくても行けなかったとしても

少しでも前向きな気持ちがあるなら結果は何でも構わない

万が一、参加できたら奇跡

完全不登校なんだから参加できないのは当たり前

親としては期待せずに本人の判断を確認する

私が不登校次男と話をしている時に

何気に修学旅行に行きたいと言ってきた

SNSで同級生とやり取りをした様子だった

そうか

やっぱり幼馴染たちと行きたいよね

結果は君次第だけど

親としてはしっかり準備はするから

もしも行けたら良いね

4月 01, 2025

元気な不登校

 元気ではある

たまに中学校の担任から、様子はどうですか?と聞かれる

私は大体、元気にはしてますよ、と答える

世に言う元気な不登校である

家族と会話もするし外出もできるし笑ったりもする

はたから見たら不登校とはなかなかわからないだろう

だが当たり前に元気なわけではない

本人の努力と家族の粘り強いサポートがあってこその空元気だと思う

たまにバランスが崩れて大喧嘩になることだってあるし癇癪を起こすことも多々ある

当たり前の元気ではない

高校生のお兄ちゃんだって不登校の弟について悩んでいないはずはないだろうし

末っ子からみれば毎日ママと家にいるお兄ちゃんが羨ましくないはずない

妻だって以前のような生活はできないからストレスもたまるだろうし

私も不登校次男の事を心配しない日はない

家族みんながギリギリのバランスで成り立っている元気

いまの次男坊の不登校を家族みんなが認めたから成り立っている

もはや学校に行かせる事が目的ではなく

いかに元気に健康に義務教育期間をやり過ごすか

精神面の健康を守るか

その一点に努力する

不登校が不安じゃないと言えば嘘になるが

義務教育終了後から始まる新たなスタートへ向けて準備する方が大事

高校とか通信高校とか中卒から就職とか

今ではなく未来に向けての話をする

そりゃ他の子のように当たり前に学校生活ができれば良いがそうではなかった

ただそれだけのこと

そう思えるまでにすでに一年を費やした

あと二年しかない

さあどうするか

決めるのはこの子だが

しっかり学校に通っている子たちより選択肢が少なくなるのは事実

その中でまた元気でいられるような最善の選択ができたら良いかな